劣等感からは逃げられないし、逃げれば逃げるほど苦しむって話
おはようございます。僕です。
仕事辞めてからずっと家とハローワークを往復してるだけの生活をしてると、時間がすごく余るんですよね。めちゃくちゃ時間があるんですよ。
つまり相対的に憂鬱になる時間が増えるわけです。考える時間があるというのはネガティブな人間にとっては本当に辛いです。マジに。
そもそも劣等感ってなにさ
例によって国語辞典で「劣等」を調べてみました。
「平均的な水準のものと比べて劣っていること。普通のものより劣っていることまた、そのさま」ということでした。
「劣等感」は
「自分が他より劣っているという感情」らしいです。
そのまんまだった。
自分は人より劣っている。それが辛い。なんで自分は人より劣っているんだろう。
そういった悩みの種になっている感情が劣等感です。自尊感情の低さからくるものが大体ですが、「自分の実力を認めているつもりだったが自分よりも実力ある人間が身近に現れたときの劣等感」については僕は何も言えません。自分に何か実力があると思えたことがないので。
要するに、「自分の実力を自分で認めることができないし、誰かに認めてもらう機会がない」という状態です。孤独が引き起こす症状の一つです。これに気づいてしまったとき、自分が一人ぼっちなんだなぁと切に感じる羽目になりました。本当に知らなくていいことを知ってしまった気分です。
劣等感を普段感じない人に向けて
僕は劣等感の塊というニックネームが日本で5番目くらいに似合う男ですが、普段劣等感を感じない人は劣等感丸出し人間の愚痴を聞くと、「もっと自信持ちなよ!」といって肩を叩く人が多いですよね。
まあ一部の人と重ちーとかはそれで「そうかなぁ!ありがとう!自信でてきたよ!」ってなるかもしれませんが、大抵の劣等感丸出し人間はネガティブなので「ああ……?この野郎……」「どうせ何もわかってねーんだろ……」とますます劣等感が強くなります。要するに「黙ってろこの能天気野郎」ということです。
アドバイスしてくれる人は善意か優越感に浸りたいかわからないですが、下手なアドバイスみたいなものをしないでください。劣等感の他に殺意が湧いてしまいます。
劣等感を背負ってる人も「鬱は甘え」みたいな考えの人にうっかり本音を漏らさないほうがいいです。理解できないものを排除し、「自分が出来るのだから他の人も出来るはず」という自信があるのかないのかわからない思考回路の人間に悩みを解決できるアドバイスができるわけがないのです。普段人のこと考えてるわけじゃない人間がたまに考えたってろくな結論になりません。触らないほうがいいです。
劣等感からは逃げられない
普段劣等感を負っている人は現実逃避のために何かをする傾向があります。僕もTwitterに一日中入り浸ってる人間のクズみたいな生活を送っています。
でもそれは無駄です。無駄だから嫌いなんだ。無駄無駄……
だってどんな方法をとったところで人と関わらなくてはいけないのが社会だからです。人間として最低限の文化的な生活を送るためにはどうやったって人とコミュニケーションをとり、自分の意思を伝えていかなくてはならないんです。
その中ではどうしても「人を見る」必要があるんです。無駄な思考が働き、ネガティブに寄っていき、背中に背負った劣等感がますます重くなる。必然なんですよね。
僕もTwitterに入り浸って好き勝手言って鬱憤を晴らそうとしていましたが逆効果でした。人の活動を見て劣等感が増したんです。鬱憤を晴らすどころか、むしろ「他の人がこんなに素晴らしい作品を生み出している間、俺は一体何をやってるんだ。今何をやっていたんだ」という意識に囚われ、胸を掻き毟りたくなりました。そしてその劣等感を晴らすために、またTwitterで好き勝手言ってるんです。「星の王子様」の飲んだくれかよ。自己矛盾のループかよ。
このブログだって書いてるの午前四時なんですよ?普通の人だったらとっくに就寝してるときに自分はなに自己嫌悪の掃き溜めみたいなものを書いてるんだって思いません?地獄じゃないですか?
こうして逃げようとすればするほど、本当に「ダメな奴」になっていくんです。
まず逃げようとしてる時点でダメ人間のスタートは切ってるんですが。
劣等感とは即ち「他の人間が羨ましくて疎ましい。そう思う自分もなんてダメな奴なんだ」という負のループどころか負の地獄へ真っ逆さまに落ちてるような状態なんですけど、逃げられるものじゃないんですよね。穴に落ちているのに上に向かって空気を必死に掻いたって上に上がれるわけじゃないんです。その方法で助かるのは「かいけつゾロリ」くらいしかないですよ。
むしろ逃げようとすればするほど深く落ちていくんです。蟻地獄みたいな感じです。
自分でなんとかするしかない
結局「劣等感」はどこにあると思いますか。
他の人の心の中ですか。排水溝の口にひっかかってますか。探し物はなんですか。見つけにくいものですか。カバンの中も机の中も探したけれど見つかりませんか。
自分の脳みそのに中にあるんですよね。
だから人に相談したって無駄なんですよ。まあ人に相談して劣等感を感じない人は「人に相談する」ってのも手だとは思いますけど。
どんなに逃げようとしたって常に思考は動いてます。自分の意思とは関係なしに。自分から逃げられる人はいません。疎ましく思ってる感情こそが手であり足であるのですから。
自分からは逃げられない。でもどうしたらいいんだ。逃げる以外の方法が思いつかない。俺はジョセフじゃねぇんだよ。色んな策は思いつかないんだよ。最終手段の「逃げるんだよォ〜〜〜!!」で逃げられるもんじゃないんだよ。
僕が見つけた答えは「人から離れて何かに熱中すること」です。
何か趣味に没頭するもよし、山にでも行って修行するもよし、散歩するもよし。
僕は天気の良い日にベランダに出て一日中雲を眺めて過ごしていました。定年後の無趣味のじじいかよ。
一日中雲を眺めていたら、なんだか詩的な何かが書けそうで晴れやかな気持ちになりました。劣等感が完全に消えたわけではないので、種火が残ってくすぶってる火のような感じですが。
これも一種の「逃げ」ですが、僕は少しだけ、マジで足の親指一本分だけ何か前進できたような気がしました。自分の中で何かの「達成感」を持つということが大事なんです。
どんなクソみたいなラノベを書いていたって、「挫折して途中でやめる人間」と「諦めずに考え書き続けて完結させた人間」とは天と地ほどの差があります。
普通、文庫化するには約10万字程度必要になります。僕もカクヨムでショートショートを書いていますが、まだ合計1万字ちょっとです。僕は「コンテストで入賞した人」の前にまず「10万字書いてコンテストに投稿してる人」を尊敬してます。本当にすごいことをやっているなと思います。このブログだってここまで書いてたったの2700字ちょっとですよ?そう考えると10万字ってめちゃくちゃすごくないですか?尊敬しちゃいますよね。
辛い時はエロ本でも読んでろ
他の記事でももう言ってると思いますけど、結局自分を救うのは他人ではありません。自分自身の意思です。
人にアドバイスを受けて感動して頑張れたって人でも「その人のアドバイス」のみで頑張れてるわけではないんです。結局「自分の『頑張れる』という意思」で奮い立っているんですよ。100%その人のおかげで頑張れてるわけじゃないんです。60%くらいアドバイスのおかげです。
自分の足で地を踏みしめているという功績を自分で称えましょう。「よくやった俺」「今頑張れてるぞ」と自分で言い聞かせましょう。出来なかったらYouTubeで松岡修造の励ましを受けてください。
そういう期間は人をまともに見ちゃいけません。マジで孤独になる必要があります。
それでも何かに失敗した。やっぱり自分はダメだ。
そう思ったときにおすすめなのが、「COMIC LO」です。毎月21日発売の「ロリコンのロリコンによるロリコンのためのエロ漫画雑誌」です。しかも一冊700円というお買い得な値段。表紙にはエロ漫画雑誌とは思えないほど素敵な名言も載っています。気に入った言葉を筆で書き、部屋に貼っておきましょう。本当に元気が出てきます。そろそろ表紙を使ったカレンダーとかほしいですよね。マジで欲しい。今度茜新社に手紙でも出そうかな。
最後に、僕が好きなLOの表紙の名言を書いてこの記事は終わりにしたいと思います。
「孤独をつぶやくな。沈黙を誇れ」