箱とラジカセとぼく

思ったこととか思ったこととか書きます。くだらないことしか書いてないので気をつけて読んでください。記事に関する意見はTwitterでも受け付けてます。ID:@senedesumusu_

愛の価値の話

おはようございます。僕です。

自己肯定感の低い人が抱える矛盾の話です。

 

僕はツイッターに匿名質問サイト「マシュマロ」を設置しているのですが、そこにこんな質問が舞い込んできました。

 

 

これです。実はこの質問がきたのは一年以上前のことなんですが、僕は未だにこの質問に答えられずにいました。ずーっと考えこんでいたので。

ですが、いい加減この質問に答えなければならないと思い、記事を書き始めました。マシュマロには最大で140文字で答えられますが、確実に収まらないと思ったので記事にします。マジで考えてた。

 

なぜ「フラれること」が気持ちいいのか?

まず、「モブぼくが二次嫁にフラれること」の快感の元を辿っていきたい。その「気持ちよさ」は何なのか?というところを突き詰めていけば、これの答えに繋がっていくと思うので。

 

なぜ「フラれることが気持ちいい」という感覚になるのか?というところですが、僕が考えるに、根本にあるのは「自己肯定感の低さからくる自己否定と、それを証明する体験をすることで得られる安心」だと思います。

自己肯定感が低い人は人は自分より格上の存在であるという地盤を持っているため、自身が満たされることを疑問視し、不審がり、疑います。

「自分がこんなに幸せでいいのか?」
「何か裏があるんじゃないか?」
「自分が幸せな裏で、誰かが不幸を被っているのではないか?」という疑心が常につきまといます。

 

「好きな人にフラれる」という体験は一般にはショックな出来事だと思います。自分を否定されたような気分になり、願いが叶わなかったというショックで落ち込むと思いますが、自己肯定感が低い人は、むしろそれが「安心」に繋がります。

自己肯定感が低い人は「自分が誰かに受け入れられる」ということが耐えられなく、疑い、気持ち悪がります。だからこそ自身が否定されることが安心に繋がるのだと思っています。「自分が誰かに受け入れられるわけがない」という確信と、それを裏付ける体験をすることで安心しているのです。それが「フラれることが健康には悪いが気持ちいい」に繋がっているのではないかと思います。

自身が否定されること自体のショック、それを期待していて安心している気持ちよさの二つが合わさったものだと思います。本当はフラれた時点で、その人の目的は達成されているのです。自分の好きな気持ちと、それを否定されたい気持ちで矛盾しているようですが、感情の問題は論理性で片付くものではないので、「矛盾してますよねぇ!?」と牙を剥いているわけではありません。安心してください。

 

「傷の深さ」は「愛の深さ」の証明となり得るか?

さて、次に「気持ちいいよな」に対して返していた「傷の深さを愛の深さにしたいだけ。抱えた痛みで恋の強さを裏付けたいだけ」について考えていきたいと思います。

要するに、この会話の後者が言っていることは「それだけ悲しいってことは、それだけその人のことを好きだったっていうことなんだよ」というフラれた人を慰めるための言葉を逆手に取った返しだと思います。僕が思うにその慰めもどうかと思いますけど。それだけ好きだったから今泣いてる事実確認に過ぎないだろ。ふざけんなよ。もっと前向きにさせる言葉をよこさんかい。

 

僕は前の見出しで書いた通り、「気持ちよさの根源は自己肯定感の低さからくる自身の否定を求める欲求であり、フラれた時点で完結している」という考えです。

なので、僕が考えるに「傷の深さ」はその人にとって「愛の深さの証明」ではなく「自身の考えの肯定の証明」であり、愛情の深さとは関係ありません。前者の人は自身の愛情の深さを尊ぶべきものとは考えておりません。ただ自分を苦しめる存在です。自分がその考えを持つことを許されるべきものと考えておらず、ましてやそれを尊ぶことなど微塵も頭にないと思います。否定されることを望み、実際にフラれると「自分の思った通りだった」という安心を得ている。そんな人が愛情の深さを自身で確認したいとは思っていないと思います。それは自分の罪の重さを自分で直視しなければらならない拷問に等しい行為なので。

 

では、この「自己肯定感が低い」ということを抜きにして、「痛みの重さは愛情の重さと同義になるか?」ということを考えていこうと思います。

僕が思うに、愛情の深さは「失った痛み」にはなり得ないと思っています。
愛情があればあるほど別れる痛みは大きいものだと思いますが、だからといってそれが最終的な愛情の重さだったのか、といえばそうとは言えないと思います。

最終的な愛情の深さとは失った痛みによって実感されるものではなく、冷静に、俯瞰的に自身を振り返って「その人のために行った行動や振る舞い・思考」を考えることで実感し、評価を下すものだと思います。フラれた瞬間はそんなでもない、と思っていても後から悲しくなったり、フラれた瞬間に物凄く悲しいと思っていても後からケロっとしている人のことを考えると、個人の尺度はあれど、「痛みが人の愛情の重さの証明」にはなり得ないと思います。

失った痛みで証明されると思っているのは「明確にネガティブな刺激」によってしかそれを意識することが出来なかったからであり、自分の好きなものに対して雑な扱いをしていたことに無自覚だっただけだと思います。それで「痛みこそが愛情の証明」という人がいるのなら、それこそ独善であり、勝手に一人で踊ってればいいでしょう。
ただ自分の中のふんわりとした「大事なものリスト」に入れていた項目が一つ無くなって悲しんでいるだけに過ぎません。

 

なんか途中からめちゃくちゃ怨嗟を吐いているだけになってしまいましたが、僕の結論はそういうことです。「痛みは愛情の深さの証明」にはなりません。

 

 

自己肯定感の低い人を否定してはいけない

と、まあ散々言いましたが、自己肯定感の低い人を面と向かって「お前はこういうやつだ」ということを言ってはいけません。明確に言葉の暴力だから。僕がこうして書いているのも街中で一人でジタバタ暴れて、それが通行人に当たって怪我するレベルの迷惑かもしれないんですけど。

世の中には「蛙化現象」という現象があり、どういうものかというと「好きな人に振り向いてもらった瞬間に好意が冷める」というわけわかんねー現象です。

この根底には「自分なんかを好きになる人間は気持ちが悪い」という自己肯定感の低さからきているものであり、自身を否定されなかった人は、「自分を否定してくれなかった人」を否定します。アタックされたから振り向いた人からしたらムカつくこと必至でしょうが、そういうものらしいです。事故かよ。

ただ、そういう人はそういう人で苦しいものがあると思うので、本人には言わないようにしましょう。人には人の地獄があるように、人の痛みをわかってあげましょう。

 

僕は基本的に他の人のことがどうでもいいので「痛みをわかってあげることが出来る人」のモーションをトレースして生きています。人の痛みがわからない人は是非試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

おしまい

慮る話

おはようございます。僕です。

人の思いやり方がわからない人の話です。

 

 

はじめに

このブログを更新するのも久しぶりですが、とりあえず挨拶は抜きにして単刀直入になにがあったかお伝えしようと思います。

 

ネットで会った人からストーカーされてました。

 

常々人には「インターネットは怖い面もあるから、気をつけたほうがいいよ」と言っていましたが、僕もまさかここまでキツい目にあうとは思っていませんでした。
が、なんとか解決?はしたので、今回の記事で説明しようと思います。フォロワーに色々心配かけっぱなしなのに説明ないのも悪いし。

それでは、詳細を説明していこうと思います。登場する個人名は全部伏せて書いていきます。

 

注意ですが、数ヶ月間の間の出来事を時系列順に書くので、かなり長いです。長い上にしんどいです。しかも色々あった詳細を端折ってこれです。どうかよろしくお願いします。

 

色々あった最初から最後まで

最初にストーカー氏に出会ったのはTwitterのスペースだった。

スペース機能は気軽に知らない人と交流し、FFのFFに知り合いがいたり、同じ界隈の人間だったりと色々と発見が多く、楽しくてなんとなく入り浸っていいることが多かったのだが、ストーカー氏はそこで知り合った一人だった。

話してみるとお笑いや記事の執筆等色々と趣味が合うところが多く、「僕の近くにもこういう人がいるんだな」と思って楽しく話をしていた。

 

そのうち、「会ってご飯でも食べに行きましょう」という話が出てきた。僕もインターネットの人と会って飯を食うのが好きなので、「あ、はい。いっすよー」と二つ返事で了解した。

当日、僕とストーカー氏とスペース繋がりのフォロワーの三人で会ってご飯を食べに行き、普通に盛り上がって「あー楽しかったね」とそろそろ解散する感じになっていた。
そのとき、ストーカー氏は僕に突然「あの、私胸が◯カップあるんですよ」という話をしてきた。僕も共通のフォロワーも「えっ……」と突然のカミングアウトに驚いていると、それ以上続きがないのか、「どうですか?」と聞いてきた。正直「なにが?」としか思わなかったが、どうしたらいいかわからなかったので、フォロワーと一緒に「え?なになに?こわこわこわ〜〜〜w」とごまかした。解散ギリギリでそんな話を振ってきたので、なんとかこれでやりすごしてその日は解散した。

 

その日から、そのストーカー氏の違和感はスペース界隈の共通のフォロワーたちにもバレ始めていた。

スペースで僕がいないときに僕の話をしていると、そのスペースには入っていたストーカー氏が突然「いや、あの人はそんなことしないと思います」とガチ目のトーンで注意してくるようになったり、なにかと僕に話しかけてくるようになった。
僕は人と交流するのは好きだが、パーソナルスペースにぐいぐい来られるのは嫌いだ。入って来られるにしても、自分から招待したときしか入れたくない。そんな思いを知ってかしらずか、ストーカー氏は僕の別界隈のフォロワーたちにもガンガン話しかけに行き、別界隈のフォロワー友人たちと仲良くなっていった。僕がよく行っているサイファー(ラッパーたちが輪っかになってラップするイベント)にも現れるようになった。
僕はそれを見ながらムカついていたが、「別に怒るような理由がない」という歯がゆさがあった。
僕への好意も最早隠す気はなく、ストーカー氏から何度も直接告白され、何度も断っていた。理由を聞いたところ、「一目惚れ」らしい。とても友達とのLINEグループでチー牛の画像を貼られたあとに僕の写真を貼られて「お前じゃね?」と書かれるような男が言われる言葉ではない。僕は人からの恋愛的な好意を普段から疑っているし、僕は元カノに未だに未練を持っている。応える気は全く無かった。

 

そして決定的な事件が起こった。

 

初めてストーカー氏に会ったときと同じメンバー三人で、ストーカー氏の引越しに伴う新生活の買い物に付き合った。たまたま僕が運転免許を持っていて、自由に動かせる車があったのでそれで手伝おうということになったのだ。

買い物は順調に進み、大型デパートで買い物をしていたとき、一度僕はストーカー氏にバッグを預けてその場を離れる時間があった。買い物金額に対応して駐車料金が無料になるのに駐車券を車に忘れてきたのだ。今思えばセキュリティ意識ガバガバじゃねえかと思うが、僕は焦るととにかく体を動かしてなんとかしなければというパニック状態になるので、とにかく荷物が色々と入っているバッグを預けて、駐車券のために走り出した。時間にして10分くらいだ。

なんとか駐車券を取りに行き、帰ってきてバッグを受け取ったとき、ストーカー氏は「すいません、バッグの中の財布開いて免許証見ちゃいましたw」と笑いながら言ってきた。

焦ってパニック状態だった僕は一瞬で頭に血が上り、「ああ?」とキレてしまったが、ストーカー氏はそれを見て「いやいや!嘘です嘘です!冗談ですって!」と否定した。冷静になった僕は「まあ、常識的に考えて人から預かったバッグの中開いて勝手に財布出して免許証見るやつなんていねぇか……」と思い、「なあんだ冗談か」とほっとしていた。

それからはストーカー氏の家に物を運び込み、ついでに家具の組み立て等も手伝い(ほとんど僕がやった)、その日は解散となった。

 

それからしばらく経ち、突然ストーカー氏はLINEであることを告白してきた。
「実は私、解離性障害で、中に何人も人格がいるんです」と。

僕は色々とインターネットでメンヘラは見てきたが、解離性障害の人は周りにいなかった(いたけど知らなかった)ため「そういうものなんだ」と受け入れながら聞いていた。

どうやらストーカー氏の中には「主人格(ストーカー氏の人格)」「幼女の人格」「エロい女の人格」「その人格たちの記憶を全て管理している男の人格」がいて、他にも何人かいるらしい。

そのとき説明されたが、最初に「実は胸◯カップあるんですよ」と誘ってきたのはそのエロい女の人格らしい。あの解散時の一瞬で人格が入れ替わって出てきたというのだ。僕は解離性障害に疎かったので、「そういう感じなんだ……大変だね」と聞いていた。

ストーカー氏の言っていた通り、しばらくLINEのやりとり等を続けていると、幼女らしい文面で話しかけてくることもあった。「これが解離性かぁ……」と思いつつ、それを相手していた。

あるとき、ストーカー氏と会って二人で会話しているとき、その「人格の記憶を管理している男の人格」が出てきた。そいつに合わせて話をしていると、先日買い物をした際、どうやら本当にストーカー氏は「勝手に財布を開けて免許証を盗み見た」らしい。どういうことかと頭が一瞬混乱したが、その人格が言うには「主人格(ストーカー氏)に近づく奴が危ないやつかどうか調べる必要があった。だから勝手に見た」「自分がやったから主人格(ストーカー氏)にはその記憶がない。だから主人格は本当にやっていない、冗談だと思っている」ということらしい。は?どういうこと?

マジで何を言ってるのかわからなかったし、文章で説明してもわかりづらいので、図解にしました。


こういうことです。わかりましたか?すみません、わかりにくかったら。

まあとりあえず、「本当に財布の中を見られ、個人情報を抜き取られていた」ということがわかり、だいぶキレていたが「主人格(ストーカー氏)には記憶の共有はないから大丈夫」「この記憶は俺がちゃんと管理している」と暖簾に腕押しだったため、後日ちゃんと怒った。ストーカー氏は「本当に覚えてないですよ」と言っていたが、どうだったか怪しいものだった。

案の定、主人格でいるときも僕の個人情報をポロっと出したり、他の僕の個人情報を知らない人にベラベラと喋っていたため、「記憶を管理している人格しか知らない」というのは嘘だったことがわかった。

 

さて、このことでしばらくスペース界隈はザワザワとし始め、フォロワーたちにも不安が広がり始めた頃、僕もビシっと言うべくきちんと順序立ててストーカー氏にキレた。

すると、ストーカー氏は「もういいです!薬いっぱい飲んで死にます!」と各所で言い始めた。僕とフォロワー周りは慌てふためき、「救急車を呼ぼう!」「いや、その前に警察!?」「あいつの住所知ってるやつ家見に行ける!?」と騒然としていた。ストーカー氏は、それからしばらくツイートやレスを書き込まなくなった。

みんなが「本当に死んだ……?」とザワザワしていると、三日ほど経ってからスペースにひょっこりと現れ、「他の人格に止められたので死ねませんでした。へへへ、またよろしくお願いしまーす」と言いだした。

流石にこの言い草にはみんなげんなりした。何人かはショックで寝込み、「私がもっとケアできていれば……」と凹んでいる人すらいた。なのに、本人は涼しい顔をして「また以前のようにみんなと話したいです」と宣っている。

この騒動によってフォロワーの何人かはストーカー氏に苦手意識や不信感を抱くようになり、それを理由にストーカー氏はまた暴れていた。

 

しばらく嫌な気持ちを抱えながらも、スペースには現れるストーカー氏は、フォロワーの皆には見えないような僕との個人間のやりとりでも狂言自殺を二度ほど繰り返した。流石に疲弊してきた僕とフォロワーたちは、「スペースで第三者立会いのもと、もう暴れないって誓わせよう」という会を開いた。最終的に、スペースには5、6人が集まった。

ホストのフォロワーと僕、ストーカー氏は今まであった被害とみんなを騒がせたことを謝罪させ、その誓約もチャットで送らせて証拠を作り、その場は終了した。

 

が、ストーカー氏は止まらなかった。

後日ストーカー氏とLINEでダルいやりとりをしていると、突然知らない番号から電話がかかってきた。

 


その番号はワン切りを繰り返し、一瞬通話がつながったとしても無言電話だった。
確実にストーカー氏だと思った僕は、「おい!なんか変な電話かけてきてるだろ!」と問いただした。しかし、ストーカー氏は「いや、知らない」と言い張った。

「今ヤバイ奴に絡まれてるのにもう一人増えるのかよ……」と絶望しながら無言電話の番号にいたずら電話をかけ直し続けた。かかってきた倍の数コールを鳴らしてやったが、こっちからかけ直すと出なかった。なんなんだ。

そのうち、この電話番号からSMSを通してメッセージが送られてきた。
どうやら「しお」という女子高生?からかかってきたらしい。「なんでこんなことをするんですか?」と言っても要領を得ない話を続けるので根気よく聞いていると、「しお」という人物はストーカー氏を性的に好いている人物で、ゲーセンで知り合ったらしい。最近ストーカー氏が彼氏からDVを受けているという勘違いをし、「助けなきゃ!」という一心でいたずら電話をかけ続けていたらしい。しょーもな。

僕は知っての通り女子中高生が嫌いなのでその時点で不愉快だったが、なぜかそのしおという女子高生は僕と話を続け、その間にもストーカー氏とダルいやりとりを続けた。なんなんだこの時間。ただただ僕の体力が削られるだけの時間だ。

 

僕が仕事終わりにデパートのフードコートでミスタードーナツを食べていると、突然SMSでしおからメッセージが飛んできた。「大変!◯◯ちゃん(ストーカー氏)が本当に死んじゃった!」ということだ。なに?
話をよく聞くと、しおがストーカー氏の家に行った際、玄関で首を吊っているのを大家さんと発見したらしい。大家さんと警察を呼び、死亡が確認され、遺体は実家に送られ、地元で葬式を行うということだ。
正直、その話を聞いて内心ガッツポーズをしつつ「そうなんだ。悲しいね」とメッセージを返していた。しおは随分と悲しみ、僕もその相手をずーっと続けて疲れまくっていた。

それからしばらくした頃、しおからメッセージがまた飛んできた。
「◯◯ちゃん(ストーカー氏)、生きてるって」らしい。は????

どういうことかわからなかった。大家さんと警察がきて病院で死亡が確認されて、遺体は実家に送られるんじゃなかったのか?「病院からまだ生きてるってメッセージがきた」ということらしい。どういうこと?蘇った?死者蘇生?試合では解禁されたけど現実だとそれ禁止カードだろ。

それから段々しおという人物も怪しくなってきて、「正体を現せ!」と問い詰めると、「はいはい、種明かししますけど、しおはストーカー氏でーす。人格のうちの一つでしたー」と言ってきた。

つまり……どういうこと!?!?!?!?お前、自分で自分が死んだ!っていう報告して悲しんで、自分が生きてるってメッセージがきたって報告してきて、それで種明かし!?なに!?ずっとなに言ってんの!?
自作自演で自分が死んだことにして、実は生きてたって言って、それで開き直ってるの!?どういうこと!?

マジで意味がわからなかったのでそれ以降連絡手段をぶっちぎり、どっと疲れた体を休めた。しかし奴は未だにスペースにもサイファーにも来る。どうしたらいいかわからない。詰んだかもしれない……

 

またしばらくすると、ツイッターでストーカー氏は「配達員さんのことに関する一切の記憶が消えた」と主張し始めた。他のことは覚えているが、僕のことに関してはすべての記憶が消えてしまったらしい。どういうこと?

スペースでもスピーカーにあがったとき「初めまして……」と言われるし、なにも知らない感じでいた。ただ、僕は今までのことがあったので「演技だろうな」とずっと思っていた。
案の定、別の界隈で集まることになった際に記憶喪失以前の僕のエピソードがポンポンと出てくるのを聞いた。やはり完全に嘘でした。ストーカー氏の他の人格の説明によると、「主人格は忘れてるけど、私たちは憶えてる」らしい。都合がよろしおすなぁ。

しかし、しおの人格の方からまだ全然絡まれるし、赤の他人のフリをした鍵垢にフォローされて正体を看破したら「へっへっへ、バレちゃあしょうがない」「またよろしくお願いしまーす」という舐めたツイートもされた。なのでディスコードのDMで文句を言ったところ、「私もしおちゃんの方には困っています。私も被害者の一人です」と言われた。挙句の果てには「私は知らないんですから、私の別の人格に言ってください!」と怒られた。こんな怒られ方は初めてだったので、「な、なんだとぉ……」と言って黙ってしまった。

 

フォロワーにストーカー氏について愚痴を吐いていると、フォロワーの一人からは「どうも解離性って感じがしないんだよな。解離性障害って人によるけど、人格が変わるのを制御出来ないし、変わるとしても年単位とか長期だし、その間の記憶がマジでなくなるからメモとかをとってるんだ。人格が入れ替わるときも信じられないくらい体調不良になるし、自由にポンポン入れ替わって記憶の管理までしてる人格がいるっていうので、信ぴょう性がないんだよな」という話を聞いた。それまで解離性障害について知らなかったが、生の声を聞くと説得力が違った。
そのフォロワーが疑っているのは「演技性パーソナリティー障害」というもので、注目されるためにあの手この手を使い、自殺するフリや、実際自殺の一歩手前までいくのもザラにあるらしい。また、好きになった相手に見てもらうために手っ取り早く性的なアプローチをかけてくることもあるらしく、性的な関係に持ち込んで相手に見てもらおうとかるらしい。ピッタリじゃねぇか。そういえば初対面のときに胸のカップ数申告してきたし。いや、そもそも虚言だらけの相手の申告してきた病名をそのまま信じていたのもバカバカしい話か。僕はついに病気の面すらもストーカー氏のことを信じられなくなっていた。

 

そうしてしばらく経ち、ストーカー氏は僕のことを忘れているという設定も薄れ、普通に僕のことを覚えている状態に戻ってきた際にDMが鬱陶しいのでキレていたところ、また自殺を仄めかすメッセージを送ってきた。僕はもう4度目くらいの自殺宣言なので、「おーっす、お疲れっす!おす!」と送っていた。ツイートでも散々「配達員さんのせいで死ぬんですからね!?」「あーあ、愛してくれればなぁ」と言われていた。知らんがな。
まあ、結局死ななかった。知ってました。はい。お疲れ様です。

 

さて、少し話はややこしくなるが、ストーカー氏は僕のテリトリーのサイファーでヒップホップのクルーを組んでいた。そしてその組んだクルーの中の一人が、僕の組んでいるクルーと掛け持ちしていたのだ。
どういうことかわかりづらいと思うので、図解するとこうだ。

非常に面倒な構造になっていることは見てわかってもらえるだろう。この間に挟まっている掛け持ちしている人の胃の負担たるや、すごかっただろう。

元々ストーカー氏のヤバさはサイファーへもちょこちょこバレだしており、僕が以前から絡まれていることを告白した際、点と点が線でつながった感じがしたらしい。僕への執着で感情が暴れ出し、僕に関する虚言が飛び出すことも多々あり、お互いのクルーの活動にも支障が出かねないというところで、本人同士を交えて事実確認と牽制の意味もこめて、面と向かって会議をしようということになっていたが、直前でストーカー氏は鍵垢から「死亡しました」という報告をツイートした。恐らくストーカー氏だろうという鍵垢から前からフォローされていたので警戒していたが、やはりという感じだった。そして友人から代わって死亡の報告がされたのだ。

ここまで読んだ皆さんは御察しの通り、嘘である。

どうやら死んだということにして僕の目を欺き、別の名義に変えて僕の目の届かないところで活動しようという魂胆だったらしい。まあ、その魂胆も速攻で生存確認をしてバレているのだが。

結局僕にバレていることがバレたストーカー氏は発狂し、「死ぬしかない……」と嘆いていたが、結局死ななかったし普通に名義も変えず活動もしていた。どういうこと……?

 

どちらのクルー内でも「あいつマジでヤバイな……」という空気になりだした頃、僕のTwitterには再び別の手段の攻撃が始まっていた。元々設置していたマシュマロでストーカー氏であろうというマシュマロは投げられてきていたが、ディスコードのブロックも解除していて直接DMも送れる状態でマシュマロを投げているあたり、所詮匿名でしかものを言えぬ雑魚か……と嘲り笑っていたが、その少し後、僕のツイートを鍵垢で引用リツイートする、いいねするなどのアピールが始まった。恐らくストーカー氏であろうと思っていたが、どうやら当たっていたらしい。というか、その時期にこんな陰湿な方法でアピールしてくるのはストーカー氏くらいだろう。他に思い当たる相手が誰一人として見当たらない。
その鍵垢をフォローしていた他のフォロワーによると、僕がツイートで「はいはい、雑魚乙」などと言っているツイートを鍵垢で引用リツイートし、「かかってこいよ!!」などと言っていたらしい。鍵で言っても意味ないだろ。

 

僕が散々文句を言っていると、ある日仕事から家に帰ってお風呂でオナニーしていたとき、インターホンが鳴った。しかしオナニーのいいところだった僕は邪魔されたくない一心でビショビショのまま玄関まで行き、ドアの覗き窓を見た。
そこには、ストーカー氏が立っていた。しかし、僕はなによりもオナニーを邪魔されたことに腹が立ったので風呂に戻った。もし宅配便だったとしても不在票入れてもらうくらいの覚悟でオナニーを続けた。その後、片付けを終えてドアの覗き窓を見たところ、もう誰もいなかった。

その報告をたまたま開いていたスペースで報告したところ、ストーカー氏とまだ繋がっているフォロワーから「ヤバイですよ!あの人また会いに行くって言ってます!」という報告が入った。既に住所も勝手に見ていた免許証でゲットしているストーカー氏が、僕がしていたツイートを煽りと受け取って「だったら決着つけたろうやないかい」ということで、直接家に来てたらしい。いや、お前がやめれば済む話だろ。
まあ、それで決着つけたろうと意気込んでくるのを、僕は結構面白がっていた。漫画みたいで。それにそんな意気込みがあるんだったら本気の喧嘩が出来るかもしれない。

そんなこんなで待っていると、再びインターホンが鳴った。ちょうど僕は料理を作ろうと包丁を握っていたので、そのまま出た。

そこにはなぜか高校の頃の制服を着たストーカー氏が立っていた。なんで?

僕が普通に「なんで?」と聞いたところ、「お笑いサークルでコントの練習をしていたら私服を中に置いたまま締め出された」らしい。理由が面白いな。とんでもない衣装のまま締め出されたらどうするつもりだったんだ。天竺鼠の寿司と子供みたいなネタとか。

まあそれはそれとして、結構落ち着いていたので、正直僕は肩すかしをくらってしまった。もっと闘気みなぎる感じでくるのかと思っていたが、普通に来た。なんだこいつ。
「なんで来たの?」と聞くと、「決着つけようかなーって、思って」と答えた。「いいですよもう、警察でもなんでも呼んでください」と一応覚悟は決まっているようだったが、まずその姿勢にイラっときてしまい、「自分から決着つけようって言ってきたのに、警察とか国家権力に怒られないとどうにも出来ないわけ?」と説教を始めた。それから2時間、玄関先で片手に包丁を持った男が高校時代の制服を着ている女に説教をしていた。どういう状態なのか全くわからないが、僕もわからなかった。なに?これ。

説教の最中、「なんで鍵垢引用リツイートとかマシュマロとかダルいことずーっとやってんの?」と質問したところ、「だって、直接DMで言うと怒るから……」と言っていたが、マジで意味がわからなかった。じゃあ鍵垢引用リツイートだったら許されると思っていたのか……?わかんねえ。
僕が「迷惑だからやめてください」と伝えたところ「やめない」と答えた。「なんで?」と聞くと「迷惑かけてる申し訳なさはあるが、自分の好きという気持ちが上回っている」という、遠回しに「お前の迷惑より私の気持ち」という自己中1200%の言葉を聞かされ、思わず大笑いしてしまった。僕のことなのにめちゃくちゃ笑ってしまった。ここまでストレートな自己中は初めてだ。僕が王様だったら「はっはっは!面白い若者が来たものだの!死刑!」と言っているところだ。なので、ちゃんと笑ったあとに「おかしいよね?」と説教した。

2時間後、僕はストーカー氏を説き伏せ、「名義等は変更しなくてもいいが、僕の目の届かないところでやってくれ。僕を好きでいても別にいいが、関わらないでくれ」というところで落とし所がついた。
ストーカー氏は結局説教を続けるうちに涙と鼻水で顔面がグシャグシャになっていたので、最後にポケットティッシュをあげて帰した。

そして忘れていたが、僕はスペースで喋っている最中に訪問してきてそのまま説教を始めたので、スペースに入っている人たちに僕が怒っている一部始終を聞かれてしまっていた。恥ずかしすぎる。僕は親しい人に見られてなにより恥ずかしいのは、怒られる姿と怒る姿だ。普段おちゃらけて「ちんぽちんぽちんぽーーー!!!!!」と叫んでいるような人間が人に常識を問うて説教している姿は、芸人でいう「営業妨害」みたいなものだ。やっぱり恥ずかしすぎる。しかし、スペースに繋ぎっぱなしでそのまま説教を始める程度には怒っていたということだ。それはスペースで関わっていたフォロワーたちが一番よくわかってくれているはずだ。今、僕が出来るのはそのとき聞いていた人たちに「恥ずかしいからあんまり言わないでね」ということだけだ。

 

さて、僕もやるべきことはやった。家にきたストーカーを正論パンチと包丁装備でなんとかお互いの落とし所を見つけ、手打ちにした。もう僕に出来ることはなにもない。

ちょくちょくマシュマロで心配されていたことでフォロワーたちにも中途半端な不安を与えていたので、この記事を書いて全部説明したが、それによって第二次戦争が起こる可能性も否めない。

しかし安心してほしい。僕は一度ストーカー氏が家の前まできたがオナニーを優先し、二度目にきた時は包丁を持って2時間立ちっぱなしでストーカーを説教した男だ。第二次戦争が起こったとしても頑張ってなんとかしてみせよう。僕のインターネット生活においてなにより大切なのはフォロワーの皆さんだ。「まーた変なやつに絡まれてる」程度でみていてくれると嬉しい。

 

 

おしまい

僕からのご報告は以上です。みんなも、一見まともそうでも一気に距離を詰めようとしてきたり、手っ取り早く性的なアプローチで関係性を変えようとしてくる人間には気をつけてほしい。確実に異常だから。

 

 

 

おわり

面白くないと言う話

おはようございます。僕です。

 

人に「面白くない」と言うことに何か得があるのか?という話。

 

 

 

面白い人になりてぇ

面白く、なりたいですよね。なりたくないですか?どっちかっていうと「つまらない人」より「面白い人」のポジションでいたいですよね?飲み会とかで「こいつマジ面白いんスよ!」みたいな紹介のされ方は最悪だけど、Twitterで「面白くて何回も見てる」みたいなツイートされる方がいいですよね。

 

僕も頑張って「面白い」と言われたいので色々頑張っているのですが、それでもハマらない人というのはいます。万人にウケる笑いなど存在しないので仕方ないこととは思うんですが、それでも少しは悔しく思います。法律が許すんだったら僕にハマらなくて笑わなかった人、全員殴り倒したい。

 

僕も「人間全員にウケたい!!!!」とバカデカい夢を掲げているわけではないのである程度諦めて「こういう人がいる」という参考にしているのですが、そのウケなかった人の中には、「それ面白くないですよ」とわざわざ言う人がいます。

 

わざわざ、「そのツッコミ面白くないですよ」と、言う人が、います。

 

うるさい!!!!!!!!!!!!!!!バカ!!!!!!!!!!!!!静かにしろ!!!!!!!!!!!!!!!殺すぞ!!!!!!!!!!!!

 

一回怒って冷静になると思いましたか。まだ思い出したらめちゃくちゃキレてるので全然冷静になってません。マジです。マジでキレる。

 

なぜわざわざ言うのか、ちょっと考えました。

 

「面白くないですよ」でウケるのか?

僕の職場は基本的に人が少なく、膨大な仕事量の現場に行った際にはアルバイトを雇って一緒に作業を手伝ってもらうことがあるのですが、そのアルバイトと話していたときのことです。

 

僕が作業しながらアルバイト達(高校生)と話しているとき、僕が話に対して軽くツッコミを入れて1ウケとろうとしたとき、その場ではややウケ程度だったのですが、そのときアルバイトの一人が僕に、ニヤつきながら「それ、全然面白くないですよ」とズバッと言った。

 

日々「面白くなりたい」と思いながらインターネットで手足をもがいてその様を笑ってもらっている僕にとって、「面白くない」という言葉は最低最悪の刃物だった。まさかそれをストレートにぶっ刺してくる人がいるとは思わなかった。

幸い、泣く前に僕がさらにそれにツッコミを返したことでその場で1ウケとることが出来たのだが、その日、寝る前にそれを思い返してシュンとしてしまった。

「あの時、なぜあのアルバイトは『それ、面白くないですよ』と言ったのか」と、頭の中であの瞬間の情景がグルグルと巡っていた。

 

やがて、僕は一つの結論にたどり着いた。

「もしかして彼は『スベり芸』に突っ込んだつもりだったのか?」と。

 

スベり芸というのは、笑いのハードルが上がった状態で面白いことを期待されて、全然面白くないギャグをあえてやってズコー、みたいな状態で「全然面白くないですよ」と突っ込むことでワンセットになる芸の形態のことだ。

 

もしかして、あの場で僕はスベり芸をやったと思われていたのか?いや、そんなわけがない。普通に会話は進行していたし、そのような空気だった瞬間もない。

恐らくだろうが、お笑いの知識が不足している状態でスベり芸を見て、突っ込んでウケているところだけを学習し、「そのツッコミさえやっときゃウケる」と思って言ったのだろう。だとしたら浅知恵も甚だしい。もっとわかってる人に説明してもらえ。

 

「面白くない」と人に言うということ

お笑いにおいて「イジる」というのは、本来Win-Winな関係だ。イジられる側は「イジってもらったことで注目が増えて嬉しい」イジる側は「そのパスを出したファインプレイヤーになる」という関係になる。

さらに言えば、お笑いというのは高等テクニックの集合体なのだ。イジられる側がイジられたことに対してムッとしていたり、イジる側が雑だったりすると、それだけで「お笑い」ではなくなってしまう。場の状況、空気、その場にいる人たちを考慮した上でやらなければならないのだ。

 

ただ闇雲にややウケしたものに対して「面白くないですよ」と言えば笑えるわけではない。ちゃんと「さあくるぞ!」というところでドンズベり芸をやることでスカして笑いをとった後に締めのツッコミとして「面白くないですよ」と言うことで場が成立する。

とりあえずでその言葉を言うのは非常に危険なことだ。

 

というか、人に「面白くないですよ」と言ったところでどうなるというのだろう。さっきも書いたが、お笑いとは高等テクの結晶だ。「言った後でどうなるか」という展開を考えなければならない。いや、そもそも会話というのはある程度人の会話の流れを想像して行わなければならないだろ。人が不快になるかどうかくらい頭に入れておけ。コミュ障の僕がそういうことをいうこと自体巨大ブーメランかもしれないが。

要するに、ただ「面白くないですよ」と考えなしに言うのは一人で喋っているのと同じなのだ。考えなしに何かを言うとき、言った人の脳内には自分一人しかいない。

言葉は口から出せる道具だと思っているが、思考停止して使える道具なんか何一つない。簡単に使える道具というのは簡単に凶器になる。

 

そう!!!!!!!!!!!!!「面白くない」という言葉を吐いたことによって一晩布団の中で考えることになったようにねェ!!!!!!!!!!オイ!!!!!!!!!コラ!!!!!!!!!!!

 

 

自分も気をつけよう

僕もアルバイトの子に「お前のその『面白くない』が一番面白くねぇから」ということを言ったあとウケをとってやりましたが、この言葉は自分にもちゃんと刻んでおくべき言葉だとしみじみと思いました。

「誰かの性癖は誰かの地雷」という言葉もあるように、自分が面白いと思っていたとしても誰かが傷つくことは覚悟しなければならない。しかし、回避できるならそれを回避した方がいい決まっている。目の前で傷つく人がいるようなお笑いなんかもうお笑いじゃない。ゲボカスだ。

「誰も傷つけない笑い」みたいな言葉が流行ったが、そもそもどんな言葉だろうと100%傷つかないものなんかないと思う。どんな名詞でも、それに簡易するトラウマがあったら不快になるだろう。それを回避するのは無理だ。そういうことを踏まえた上で、イジるとはどういうことか考えてみてほしい。

 

僕に面白くないと言う奴、かかってこい。間違ったイジりの先ってやつを見せてやる。

 

 

 

 

おわり