喧嘩両成敗ってなんやねんって話
小学校の頃に卒業文集を書いたことを思い出しました。
最初はガリガリ一気に書き上げたのですが、担任から
「お前文集に不満書き過ぎ」と言われボツにされました。
そのときに書いた内容を思い返してみると、なるほど不満しか書いてない。
でもあの時は純粋に思ったことだけを書いていた。それだけは覚えてます。
そのときに書いた内容は確か「自分はえん罪だったのになんか場の雰囲気で自分が犯人みたいになって謝って終わった。『喧嘩両成敗』ってなんだろう」っていう感じでした。
これがどうやら先生の言う「小学生が書くべき内容」とは違っていたようなので結局僕は出来るだけ行事のことを書き、自分の心情とか一切省いて書きました。
そして今現在も、小学生の頃と変わらず、「喧嘩両成敗ってなんなんだ」ってことを考えてます。小学生の頃から頭が全く変わってないってはっきりわかんだね。
「喧嘩両成敗」の意味
辞書アプリを使って調べてみたところ、喧嘩両成敗とは
「けんかした者を、双方ともに処罰すること」らしいです。
すっげぇ!!すっげぇそのまんま!!!
俺が知りたいこと何も書いてない!!当たり前だけど!!
僕が知りたいこととは、結局「喧嘩両成敗したところで平和になるのか」ということです。確かに喧嘩はよくないと思うけど(粉ミカン)なんで両方処罰する必要があるのだろう。
例えば、ちょっかいを出してきたA君に対して、ちょっかいを出されたB君が怒って、結果喧嘩になったとする。
このときに喧嘩両成敗をして、A君はともかくB君は納得するだろうか。
元々Aがちょっかいを出してこなければ普段は温厚で滅多に怒らないB君は何も怒られることはなかったんじゃないだろうか。
そして喧嘩両成敗を行った人は言った。「ちょっかいを出す方も悪いが、乗せられるほうも悪い」と。これを聞いてB君心の中で鬼の形相。般若の面構え。
「乗っかる方も悪い」ってなんだよ!やられっぱなしでヘラヘラ笑ってろってことか!日本人特有の事なかれ主義か!そんなことが実際にあったら堪忍袋も警察もいらないんだよ!!!!
そうです。私がB君です。
喧嘩両成敗の本来の使い方とは
上記にあるように小学校時代そうなり、よくわからないまま謝ってました。
学校から帰り、勉強机に着いて考えてました。
結果出た答えは、
「喧嘩両成敗っていうのは、どっちも喧嘩の原因になるようなことしてるときか、原因がどっちでも喧嘩してる姿が醜いときに両成敗される」
ってことです。小学4年のクソガキながら、よく思いついたと自画自賛してました。
って言ってもこれはあくまで僕の考えでしかなく、実際に両成敗をしたことはないから本当に両成敗してる人の気持ちとかそこらへんはよくわかってません。
本当はただ喧嘩しているとめんどくさいからとか、あのクラスは問題があるって言われるのが怖いとかっていう理由だったのかもしれない。だったら結局、僕のこの論はただの綺麗事で終わってしまうような気がします。
考えてそれで答えが出るような問題ではありませんが、もしも両成敗してる人が「喧嘩をしてても何も解決しない!だから冷静にさせるんだ!」っていうことなら「だったら何で話す間もなくさっさと喧嘩を終わらせたがるの?」と聞きたいです。少なくとも僕が経験した喧嘩両成敗は「さ、冷静になって二人とも謝って?」というような言葉を必ず聞くから。なんで速攻で謝らせるんだよ。決断がはええよ。なんでそんなに早く謝らせたいんだよ。芸人のコントじゃねぇんだよ。
ていうかアレなんですか。教師の前で謝らせられて「はいこれで終わり」って本当になるんでしょうか。少年の心に何かこびりついたままになっちゃうんじゃないでしょうか。そんな書面上で終わらせたような喧嘩の締め方はガキながらどうかと思っちゃうわけなんであります。
思えば、これが「喧嘩両成敗ってなんだ」のモヤモヤだったのかもしれない
なぜ二人とも謝る必要があるのか。
ようやく話の本題に入った感じありますが気のせいです。
所謂ポルナレフ状態になっただけです。あなたは正常です。
まぁ、いかにも「何で自分が謝る必要があるんですかァ!?」みたいな子供になりそうですが許してくださいおかねならいくらでもあげますからじょばぁー
だってそうじゃないですか。
喧嘩のきっかけを作ったほうが処罰されるべきだと思うわけですよ。
先生に「どっちが悪いですか?」って聞いたら「二人とも悪い」と言われたので意味がわからなくて爆発しそうだったことを思い出しました。懐かしい。
上記にもあるように「先にきっかけを作らなければ、そもそも喧嘩になることはなかった」と思うんです。平和で美しい友情はそんな大人が仕切る喧嘩両成敗一つで終わってしまうかもしれない。ならば喧嘩両成敗なんてつまらない真似はせず、冷静になって話し合う場を設けるというのが僕の思う大人の役目だと思ってます。
だから自分が悪かったと思うときは正直に謝るし、相手が自分が悪いと思っているようなら、自分はいくらでも話をして白黒つけようと思うわけです。
あれ、やっぱクソガキみたいなこと言ってんじゃん。なにこれ。恥ずかしい。